紫式部ゆかりの地 福井県 越前市
生涯でただ一度
都を離れて暮らした地
紫式部が生涯でただ一度都を離れて暮らした地です。雄大な自然や文化に触れた越前市での暮らし、上質な越前和紙との出会いは、才能ある紫式部の感性をさらに豊かにしました。このことがのちに源氏物語を執筆する原動力になったと言われています。
越前市の紫式部ゆかりの地
紫式部公園
平安時代の貴族の住居(寝殿造)を模した3000坪という広大な敷地に霊峰・日野山をはじめ武生盆地を囲む山々を借景に池や築山を配置しました。池のほとりに釣殿も配置されており、全国で唯一の寝殿造庭園で、雅やかな雰囲気が漂います。
紫式部像
紫式部公園内にある金色に輝く紫式部像です。文化勲章受章者の圓鍔勝三(えんつばかつぞう)氏が制作したものです。聡明で美しかったといわれる紫式部の面影がうかがえます。式部像の視線の先には、すっきりとした稜線を描く歌にも詠まれた日野山があります。ここから見る日野山は特に美しいといわれています。
紫ゆかりの館
源氏物語の作者である紫式部が、越前国府(越前市に所在)の国司に任命された父とともに、この地で一年余りを過ごしました。当時の様子を知り、理解を深めていただくために、2021年4月にオープンした資料館です。
紙祖神 岡太神社・大瀧神社
越前和紙の発祥とされる紙祖神「川上御前」を祀る、由緒ある神社。何重もの波が寄せあうような檜皮葺きの屋根に、本殿と拝殿が連なった珍しい形の社殿は国の重要文化財にも指定されています。川上御前は普段、背後にそびえる権現山の「奥の院」に祀られています。毎年春と秋にだけ下宮(里宮)にお迎えして五箇地区を巡幸する例大祭が行われます。
卯立の工芸館
江戸時代中期の紙漉き家屋を移築復元した施設です。伝統工芸士が昔ながらの道具や原料を使って和紙づくりをする一連の工程を見学できる全国でも稀な施設です。事前予約をすると、本格的な紙漉きを体験することもできます。
パピルス館
幼児から大人まで、気軽に紙漉きが体験できる工房です。色紙、灯り、うちわ、御朱印帳など、メニューも充実しています。工芸用和紙や和紙を使った雑貨を数多く取り揃えるショップも併設しています。
紙の文化博物館
1500年の伝統と高い品質を誇る越前和紙発祥や、産地の歴史、和紙に携わる人々の営みなどを総合的に紹介しています。越前和紙は種類の多さも特徴で、産地を代表する様々な技法・模様の和紙、約360種類を展示しています。人間国宝をはじめとする名工の紹介や、国の重要有形民俗文化財指定の古紙、紙漉き道具の展示などを、それぞれのテーマに沿って紹介する企画展示室、実際に和紙に触れて学ぶ体感コーナーのほか、越前和紙関連の書籍を集めた図書コーナーなどがあります。
越前和紙の里美術館
越前生漉奉書紙に刷った東山魁夷画伯の版画作品や、雲肌麻紙に描いた唐招提寺御影堂障壁画の版画作品を展示しています。九代 岩野市兵衛氏により製造技術が伝わる越前生漉奉書紙を使った現代作家作品もご覧いただけます。
本興寺
所在が分かっていない越前国府の国衙の有力地とされています。この付近に紫式部や国司だった父の藤原為時が住んでいたかもしれません。
また、境内には、紫式部の娘の賢子が植えたという伝承が残る紅梅があり、今なお春先には愛らしい紅梅を見る事が出来ます。
総社大神宮
総社大神宮は国司の巡拝、奉幣のために神々を一社にまとめて創建された神社です。総社大神宮がここ越前市に創建されていることは、越前市に国府があったと言える証拠の一つです。
武生公会堂記念館
越前市の歴史や文化を紹介する博物館。建物は国の登録有形文化財に登録されています。
1階の常設展では紫式部や源氏物語に関連する展示のほか、本興寺境内で調査中の越前国府跡発掘調査の速報展示を行っています。
2階の企画展示室では、紫式部や源氏物語に関連するテーマで年4回企画展を行っています。
タケフナイフビレッジ
越前打刃物の共同工房であり、総合観光施設です。鍛冶や研ぎ職人の作業風景を無料で見学できるだけでなく、ショッピングもできます。そのほか、越前打刃物の歴史を紹介するパネルや、道具を展示しています。全国でも珍しい「包丁教室」も人気で、事前予約により、鍛造から研ぎ作業まで一連の体験ができます。
越前打刃物振興施設 越前千代鶴の館
南北朝時代の刀匠・千代鶴国安から始まる約700年の越前打刃物の歴史や技術を発信する施設。伝統を受け継ぐ各工房の刃物も展示されています。伝統工芸士による鍛造実演や、予約制の手研ぎ教室もあります。
千代鶴神社
越前打刃物の開祖・千代鶴國安を祀る神社です。千代鶴國安は南北朝の動乱の前後に京から府中(現越前市)に移住した刀匠で、千代鶴神社のご神体は初代千代鶴國安の作と伝えられる刀です。境内には千代鶴國安が刀を打つ際に水を汲んだとされる「千代鶴の池」があり、池に映った三日月を参考に製作した鎌が、越前鎌の始まりと伝えられています。切れ味抜群の越前鎌は行商人によって全国に広がり、圧倒的なシェアを誇りました。
越前打刃物会館
700年の伝統を守り続けている越前打刃物の歴史や製作工程をパネルで紹介するほか、鎌、包丁、はさみなどの展示や販売をしています。会館正面には高さ5.5メートルの菜切り包丁と4.5メートルの出刃包丁のモニュメントが立ち、訪れる人を出迎えます。
タンス町通り
江戸末期から明治初期にかけた指物職人たちの工房が集まっていた通り。今でも家具店や工房が軒を連ね、古い町並みが趣のある風情を醸しています。
タンス町通りにある「越前箪笥会館」では、越前箪笥の情報発信の拠点として、各工房が作る箪笥や指物製品を展示しています。職人の指導による木工体験が開催されることもあります。
越前市でゆきめぐり
光る君へ 越前 大河ドラマ館
- 開催期間
- 令和6年2月23日(金/祝)~令和6年12月30日(月)
- 交通アクセス
- 〒915-0832 福井県越前市高瀬二丁目27-7-1武生中央公園屋内催事場「しきぶきぶんミュージアム」内
- 開館時間
- 9:00〜17:00(最終入場16:30)
- 入場料
- 大人/一般600円、小人(小・中学生)/一般200円、未就学児 無料
- 駐車場
- あり
- 主催
- 紫式部プロジェクト推進協議会
- お問い合わせ
- 光る君へ 越前 大河ドラマ館運営本部
電話番号:0778-22-5377
ファクス:0778-22-5370
メール:echizen@doramakan.jp
紫式部プロジェクト推進協議会 事務局(越前市ブランド戦略課内)
電話番号:0778-22-3016